タイヤを4本まとめて入れ替えたほうが良い理由とは?
- 2025/05/20
「前だけ溝が減ってきたから、2本だけ交換でいいかな?」
そんなふうに考えている方、多いのではないでしょうか?
でも実は、タイヤの交換は4本まとめてが基本中の基本。
「え、なんで?後ろはまだ溝あるし…」という声が聞こえてきそうですが、ここにはちゃんとした理由があるんです。
まず知っておきたいのは、タイヤのちょっとした違いが、走行時の安全性や乗り心地に大きく影響するということ。
たとえ同じメーカー・同じ銘柄のタイヤでも、新品と数年使用したタイヤとでは、グリップ力もゴムの硬さもまったく違います。
つまり、前2本が新品・後ろ2本が使い古し、そんな状態では、バランスが不自然に崩れてしまうんですね。
特に怖いのは、雨の日やカーブの多い道。
前のタイヤがしっかり路面をつかんでいるのに、後ろのタイヤだけツルっと滑ってスピンなんてことも。
スピン現象は、前後のグリップ性能の差が大きいほど起きやすくなります。
実際、メーカーやJAFなども「できる限り4本同時の交換を推奨」としています。
特にFF(前輪駆動)の車は、前タイヤの摩耗が早く「前だけ替えればいいか」となりがちですが、残った後輪が原因でブレーキ時に不安定になるケースもあるんです。
車の安全面を考慮し、タイヤ入れ替えは4本を基本として考えておきましょう。
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